FDMY 防災ユースフォーラム


「私の災害ボランティア活動」 (第二回)

投稿者: kurata, カテゴリー: RENSAI✕BOUSAI

谷永 誠(かながわ311ネットワーク スタッフ/会社員)

前回に引き続き、これまでの活動についてまとめていきます。

◆初めての現地入り(下) ― 見えない被害を目の当たりに ―
 会社員の私は、震災当時の混乱が若干残る中、仕事の業務調整をして現地に入りましたが、それも比較的長い(仕事上の)工事の実施の有無が、まだ未確定の状態で行きました。

 その工事とは発電所の定期自主点検。福島第一原発など震災で影響の受け発電できていないプラントがあるので、この年の工事の有無は、需要と供給のバランスとのせめぎ合いで決まるのです。もし、(電力の)需要の高まる夏を避けた工程で工事が決まったら、石巻からの帰路の途中にあり人手不足だった“福島”へ入ろうと、現地ボランティアセンターと連絡を取っていました。

 ちょうど出発して、まだガソリンなどの燃料が手に入りにくかった時期に、車中一泊をして、ガソリンを調達して、立ち寄ったコンビニの中を見ると、仙台などのコンビニとは違う光景が広がっていました。それは、商品がほとんど陳列されていなかったのです。
店員さんに「どうしてですか?」と聞くと、「トラックのドライバーは、福島は怖いからと言って停まってくれないのですよ」と。その集落が地震による被害を受けてめちゃめちゃというわけでないにもかかわらず、物品の供給がなされない状況。原発による見えない被害を、まじまじと目の当たりにしました。そこで福島の支援は息の長い支援となる思いつつ、取り組まなければと思いました。

 工程が決定する日に、連絡を待っていたところ、帰ってきた返答は「(この夏)定期点検実施します。」と・・・
継続して活動を行いたかったのですが、ライフライン~ひいては電力の安定供給~のためだと自身に言い聞かせ、もどかしさの中福島を後にしました。

次回は、その後定期点検工事が終わった後からの活動についてご紹介します。これからの「私の災害ボランティア活動」にご期待を。

=あとがき=
私が所属している、かながわ311ネットワークでは次のような活動も行っています。

 「災害情報ボランティア講習」です。これは、災害時にSNSなどを利用し自分のいる場所の被害状況を共有して、2次災害の抑止や救援活動の迅速化を図る事を目的としています。SNSの情報ボランティアでの活動ツールとしての使い方(情報発信に対するメリット・デメリット)などを講習の中でみなさんにお伝えしています。正確な情報を早くより広く共有してさまざまな活動に役立てるという狙いがあります。お時間がありましたら参加してみてはいかがでしょうか?

詳しい情報などかながわ311ネットワークHP
http://kanagawa311.net/wanted/ict-saigai/945/
へアクセスを。


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