FDMY 防災ユースフォーラム


防災ユース女子探訪 〜溝上晶子さん②〜

投稿者: kurata, カテゴリー: RENSAI✕BOUSAI

聞き手 横幕早季(静岡大学防災総合センター学術研究員)

 阪神・淡路大震災の体験を「伝える」。
 前回は溝上さんの高校時代について聞きました。今回は、神戸から東京へ。早稲田大学での学生時代に焦点をあてていきます。

——高校時代を経て、はっきりと目標を持って大学に入学した、という感じだったんでしょうか。

溝上 そこまで強い意志ではなかったけれど、東京でも活動を続けたいという思いはありました。ところが、大きな大学で何千ものサークルがある中で、防災関係のサークルや団体を私は見つけることができなかったんです。

 友人との会話で、防災への意識の違いに愕然としたこともありました。そのショックから立ち直れなくて、1年生の時は防災とは全然関係ないダイビングサークルに入り、1年中海に潜る生活を送っていました。

 2年生になる頃から、諦められなかったのか、防災に関するオープン講義を受講したり、少しずつ防災に関する場所に顔を出すようになりました。防災業界で活動する知り合いが増えていって、その出会いがすごく嬉しくて、東京に来た最初の目的が蘇ってきて、よしやろうと立ち上がれました。

——私が出会った大学3年時には、やりたいことに真っ直ぐ,防災一筋に見えていた溝上さんですが、意外なことに実は波があったんですね。でも人との出会いが鍵となっていったと。

溝上 東京での活動を諦めていたけど、出会った人から刺激をもらって、気力がわいて、もっと多くの人と知り合ってみたくなりました。出会った人のお話を聞いたり、自分の話を聞いてもらったりとすることが続き、多くの出会いが積み重なりました。

 その出会いの中で、あるラジオ番組に出させてもらったことがあって,そこからまた広がって、たくさんの人に出会い、お世話になって、いい流れで活動させてもらえた大学時代でした。

——防災ユースフォーラムで出会えたことも含めて、ものすごくパワフルに活躍していたイメージがあるのですが、その原動力はどこからきていたんでしょうか。

溝上 そうやってたくさんの人と出会ったことで、自分の立ち位置を見極めていたところが大きいと思います。特に私は高校時代は阪神・淡路大震災から10年、大学4年時が15年と節目の年を迎えていたので、関東地方で「防災」をやる震災経験者の需要がかなりあると理解していました。

 その中で、私の世代は「阪神・淡路大震災の記憶を持つ最後の世代」といわれ、最若手として迎え入れられる機会が多かったです。そのタイミングや自分の立ち位置をものすごく意識していました。

 話を聞いてもらうには、注目してもらえる短い学生時代が勝負だということで、必死だったんだと思います。

————
 出会いを原動力に「伝える」ことに向き合ってきた溝上さん。
 その詳細は、前述のラジオ番組「サロン・ド・防災」で語られ、番組のスポンサーである東急沿線のケーブルサイトiTSCOM.netサイト内に放送内容が掲載されています(下記参照)。

 大学時代は学内の活動にとどまることなく、防災ユースフォーラムや1.17ユースプロジェクトの主力となり、母校での震災メモリアル上映会に参加するなど広範囲にわたっていました。その中で、ジオパークに関連する取組や地震火山こどもサマースクールにも関わっています。

第七回防災ユースフォーラム企画の一環で創作カレーをつくってはしゃぐ二人。左が溝上さん。右が横幕。

参考
・防災インタビュー第134回 溝上晶子氏[その1]伝えたい~神戸から東京に~
http://www.itscom.net/safety/interview/134.html
・防災インタビュー第135回 溝上晶子氏[その2]伝えたい~神戸から東京に~
http://www.itscom.net/safety/interview/135.html
・防災インタビュー第136回 溝上晶子氏[その3]伝えたい~神戸から東京に~
http://www.itscom.net/safety/interview/136.html
・防災インタビュー第137回 溝上晶子氏[その4]伝えたい~神戸から東京に~
http://www.itscom.net/safety/interview/137.html


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