FDMY 防災ユースフォーラム


防災は実践!地震に備える(第六回)

投稿者: kurata, カテゴリー: RENSAI✕BOUSAI

伊藤英司(公益財団法人市民防災研究所研究員)

◇やってみよう!わが家の防災訓練

 いよいよ訓練本番です。

 まず大地震による「停電」「断水」「ガス供給停止」という被災状況をイメージしてみてください。
 停電すると部屋は真っ暗、すべての電化製品が使えなくなります。断水すれば蛇口から水がでず、トイレも流せません。ガスの供給が止まると、ガスコンロが使えずに調理ができなくなり、お風呂も沸かせません。

 そんな状況をイメージしながら生活体験をしてみましょう。訓練の内容は各自アレンジしてみてください。

(1)停電生活<暗闇体験>

 停電すると、昼間は部屋も明るいのですが、夜になると真っ暗になります。夜電気を消して、懐中電灯やランタンなどを使って生活してみましょう。
 真っ暗の中、小さな明かりだけで生活するとドキドキしちゃうかもしれませんね。

ほのぼの灯りで暗闇体験

(2)断水生活<節水体験>

 断水すると、蛇口をひねっても水が出ません。そこで、飲み水は備蓄水を使い、生活用水はお風呂の残り湯などを使うしかないでしょう。
 備蓄水は、飲み水だけでなく、調理や手洗い、食器を洗うなどにも必要となります。水を備蓄する量にも限界があるので、水を節約する方法を考えてみましょう。

 食器を洗う水を節約するには、食器が汚れないよう食器にラップフィルムを巻いて使うと汚れません。
 また、手洗いの水を節約するには、ウェットティッシュを用意しておくといいかもしれません。

ラップフィルムで節水体験

(3)ガス供給停止生活<調理体験>

 停電で炊飯器もレンジも使えない。ガスも供給がストップし、ガスコンロも使えず「食事がつくれない」と悩むかもしれません。

 そこで役立つ物の一つに、カセットコンロがあります。カセットコンロがあれば煮炊きすることができ食事の心配も軽減されるでしょう。
 普段は鍋料理に使うことが多いと思いますが、カセットコンロで一度ご飯を炊く練習をしてみましょう。

カセットコンロでご飯炊き

 お米は、毎食食べる分しか買わないというご家庭はほとんどないと思います。備蓄をしなくても3日分以上のお米は各家庭にあるはずですから、あとは水と熱源さえあればご飯を炊くことができます。

 さらに、缶詰やレトルト食品を買い置きしておくとよりいいですね。避難所で冷たくかたいおにぎりをもらうより、家庭にあるものを利用すれば災害時も普段と変わらない温かい食事が食べられるでしょう。

災害時も普段と変わらない食事

◇訓練の気づきを備えに生かす

 わが家の防災訓練を通じて、被災後も自宅で生活できる自信が持てたのではないでしょうか。
 また、訓練をしながら様々な気づきがあったと思います。懐中電灯一つとっても、物を探したりするには便利ですが、部屋中を明るくするには懐中電灯よりもランタンがあった方がいいでしょう。
 このように実際に体験して気づいたことを備えに生かし、わが家の防災力をより一層高めて欲しいと願っています。(了)


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