FDMY 防災ユースフォーラム


防災は実践!地震に備える(第四回)

投稿者: kurata, カテゴリー: RENSAI✕BOUSAI

伊藤英司(公益財団法人市民防災研究所研究員)

 わが家の防災訓練を行うには、まず準備が必要です。準備はすなわち「備え」ですから、準備はしっかりと行う必要があります。

(1)家族の理解を

 訓練を行うためには、まず家族の理解を得ることからはじまります。実はここが大きなハードルで、ご主人が提案しても、奥さまが拒否する可能性もあるでしょう。そういう筆者も結婚1年目に提案したときは「訓練当日は仕事から帰らない」と言われたこともありました。夫婦関係に“ヒビ”が入らないように…。

 家族の防災意識を高めるためにも、理解を得て家族みんなで訓練を行うことが理想ですが、できることからはじめましょう。
 訓練と言っても決して大げさなことではありません。気軽に遊び感覚で楽しくやってもらえるといいと思っています。小さい子どもがいるご家庭ならば“防災ごっご”をしようという感じです。

(2)生活継続する最低限の備え

 地震後も自宅で生活していくためには、まず自宅が無事でなければなりません。また、家具が倒れたり、物が散乱してしまうと生活を続けることが困難となります。
 生活を続けるための最低限の備えとして(1)地震に強い住まいに居住する(2)家具の転倒・落下・移動防止対策をする(3)日々整理整頓を心がける−を実践することです。

 家具の転倒防止対策は行っていたとしても、粘着性のものははがれてしまっていたり固定したネジが緩んだりしている可能性もあり、しっかり固定されているか時々確認することも大切です。

 また、日ごろの「整理整頓」も非常に重要な防災対策の一つです。日々どんどん物が増え、なかなか捨てることができず部屋中物であふれているというご家庭も多いと思います。物がいっぱいあると、地震で部屋中に物が散乱し、けがをしたり、避難の障害になったりします。できる限り普段使ってない不要な物は捨て、部屋にある物はできる限り収納する心がけが大切です。

(3)地域の防災拠点の確認

 地震で自宅が無事であっても、自宅で火災が起きたり、近所で起きた火災で自宅が延焼してしまうと自宅での生活ができなくなります。「火災を起こさない」「火災が起きても延焼拡大させない」ことも重要な対策になります。

 しかし、自宅への延焼を防ぐには自助だけではどうにもなりません。万が一のために、お住まいの地域の避難所や広域避難場所、応急給水拠点など地域の防災拠点の場所も確認しておきましょう。場所が確認できたら一度は、実際に現地を見てみるといいでしょう。(了)


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