FDMY 防災ユースフォーラム


防災は実践!地震に備える(第三回)

投稿者: kurata, カテゴリー: RENSAI✕BOUSAI

伊藤英司(公益財団法人市民防災研究所研究員)

 私たちは、防災だけを考え日々生活をしているわけではありません。防災のことよりも重要なこと、考えなければいけないことがたくさんあります。しかしながら、私たちの命の危機にさらす要因の一つが「災害」です。楽しいことばかり考えていても、災害で命を落としてしまってはもう何もできなくなってしまうのです。

 防災の究極の目的は「命を守る」ことです。自分の命を災害からどう守ることができるのか、1年に一度はぜひ考えてみましょう。

◇わが家の防災訓練のすすめ

 防災のことを考えてみようと思い立つには、何かきっかけがないと考えることはほとんどないでしょう。そこで私は、家庭の防災を考えるきっかけの一つとして「わが家の防災訓練」を提唱しています。

 防災訓練と言えば、学校や公園などで行われる地域の防災訓練を思い浮かべる人も多いと思いますが、この訓練は自宅で行います。いつでもやろうと思い立ったらできるお手軽な訓練で、自助を高めることが大きな目的です。

 津波の危険がない地域では、訓練を通じて「避難所に行かなくてもいい地震への備え」をぜひ考えて欲しいと思います。大地震が起きたらすぐ避難所に行けばいいと思っている人も多いのですが、避難所生活は大変過酷なものです。
 東日本大震災では、震災関連死の約3割が「避難所等における生活の肉体・精神的疲労」で命を落としています。地震で助かった命が、その後の避難生活で命を落とすことがあってはなりません。

 避難所は、学校などもともと生活をする場所ではないところに開設されるので、快適な生活が送れるはずがありません。自宅が無事であることが前提ですが、避難所に行くよりも自宅で生活を続けた方が私はいいと思います。

 地震後も、自宅で生活を続けるためにはどんな備えが必要かを考え、ライフラインが寸断された状態を実際に生活体験してみるのが「わが家の防災訓練」です。

 ぜひみなさんもわが家の防災訓練をやってみませんか?(了)


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