FDMY 防災ユースフォーラム


防災は実践!地震に備える(第二回)

投稿者: kurata, カテゴリー: RENSAI✕BOUSAI

伊藤英司(公益財団法人市民防災研究所研究員)

◇基本的な備えを着実に実行を

 防災対策は、性別や年齢、居住地域、世帯構成など様々な事柄によって個々に必要な対策は異なります。例えば津波が来る地域に住んでいるかどうか、また、高齢者や乳幼児など災害時に手助けが必要な人と同居しているかどうかによっても対策は異なってきます。
 ただ、各人が共通して備えるべき対策があり、それ以上のことはそれぞれが必要に応じてカスタマイズして備えていくことが大切です。

 自分にとってどんな備えが必要か“考える”ことが最も重要なことですが、市民にとって何から考えたらいいのかわからないと言う人も多いでしょう。また、考えるという行為自体が、防災のハードルを上げているのかもしれません。

 自治体などが市民に配布している一般的な防災ハンドブックなどには、私たちがやっておくべき基本的な備えが書いてあります。しかしながら、家具類の転倒防止対策、飲料水の備蓄など基本的な備えすら実行されていないのが現状です。
 東日本大震災前後で防災対策が大きく変わったのかと問われれば、学ぶべきことは多々あるものの、基本的な備えについては変わっていません。これまで言われ続けている対策を着実に実行して備えていくことが重要なのです。

◇防災対策に満点はない

 防災対策は、これだけ備えていればもう完璧ということはありません。また、ここまでやったからもうこれで対策は十分だというものでもありません。

 地震が起きたときの情報収集用として普段からラジオを持ち歩いていた人が、いざ地震が起きて情報を聞こうと思ったとき、電池が液漏れしていて使えなかったという話もあります。それでは、せっかく備えていても意味がありません。

 つまり、防災対策に満点はなく、備えていたものが災害時に有効に活用できるよう、点検など日々の積み重ねの総体が防災力なのだろうと思います。

 まずはお住まいの自治体の防災ハンドブックなどを参考にしながら、今できる基本的な備えを実践することからはじめましょう。

 私が住む東京・墨田区では「すみだ防災パンフレット『地震に備えて』」を発行して区民に配布しています。(了)

◎すみだ防災パンフレット「地震に備えて」
http://www.city.sumida.lg.jp/kurasi_guide/katei_tiikinobousai/jisinnisonaete.html


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