FDMY 防災ユースフォーラム


東日本大震災関連まとめページ

投稿者: kurata, カテゴリー: 平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震

防災ユース幹事の倉田です。

地震発生から20日あまりが経過しました。
ネットワークとしての防災ユース内外へ向けて、暫定的にこれまでの状況をまとめます。
これらは私、倉田の視点からのまとめであり、また、今後随時変化する内容もあるかと思いますが、
多くの学生・若者にとって混乱しがちな状況を、逐次まとめる必要があると感じました。

【時系列に基づく防災ユース周辺の状況のまとめ(4月1日版)】

1. 発災直後〜現地入り
3月11日の地震発生後、防災ユースのメンバーおよび関係者のうち、何名かが現地入りをしました。
ライフラインの途絶した中、彼らから、途切れ途切れの情報が挙がってきますが、
被災地内外の全体像が全くつかめず、いま、どこで、だれが、何をやっているのか(いないのか)
そうした状況の整理が、今回のような広域の災害ではとても重要だと感じました。
・平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震:現地レポート(17日)@気仙沼市
・平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震:現地レポート(18日)@石巻市
・平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震:現地レポート(20日)@福島県内
・平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震:現地レポート(19日)@気仙沼市
・平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震:現地レポート(20日)@気仙沼市
・平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震:現地レポート(21日)@気仙沼市
・平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震:現地レポート(21日)@福島県国見町
・平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震:現地レポート(22日)@福島県国見町
・平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震:現地レポート(23日)@福島県国見町
・平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震:現地レポート@山形県災害V支援本部

2. 若者による支援体制の検討〜報告会実施
現地から戻ったメンバーと共に、この先どのような支援が必要で
学生・若者には何が出来るかを検討しました。
とにかく被災地への人材派遣が必要、という局面において
防災ユースが出来る、持続可能な支援の形とは。
そうした想いが交錯する中、突貫工事で現地報告会を実施しました。
・東日本大震災現地報告会:の報告

3. 東日本大震災支援全国ネットワークへの参加
日本中の災害救援関係者で作る東日本大震災支援全国ネットワーク(JCN)が発足し、
防災ユースフォーラムも団体として名前を連ねることになりました。
JCNには活動テーマ毎に部会が設けられ、防災ユースは「JCNユースチーム」に参加しています。
JCNユースチームでは、
「学生・若者が被災地に入る上でのマナーやガイドラインづくり」
「学生・若者の活動状況の情報集約・発信の窓口」
「学生・若者が長期的に被災者支援に関わることのできるプログラム作り」
「学生・若者が活動を行う上で困難となっていることの提言機能」
などを目標に活動していく予定です。活動にご協力いただける方を求めています!
・JCNのホームページ
・JCN設立総会の様子(Ustream)

4. 防災ユースおよび各個人としての、今後の対応方針(私見に基づく整理と提案)
以下は、幹事倉田の個人的な(かつ独善的な)考えになります。
防災ユースフォーラムはこれまで、リジッドな「組織」としての側面よりも
比較的緩やかな「ネットワーク」としての性質を重視し、活動を展開してきました。
一方で災害発生直後の、とにかく「数」と「早さ」が不可欠な状況において、
「組織」としての統率力をもった活動が最重視されるは当然のことです。

しかし、防災ユースのような集まりにも、長期的視野で見れば必要性があると思います。
専門分野、地域、経験など、「学生・若者」とひとくくりに出来ない、さまざまなメンバーとの
自由なつながりが、防災ユースにはあります。
こうした自由度にはこれから5年・10年の長期支援で、諸々の制約にとらわれることなく、
柔軟に、色々な知恵を出し合って協力していける可能性があると思います。

防災ユースの参加者には、それぞれ独自のフィールドがあります。
「防災ユースにしか居場所がない」という参加者は一人もいません。
防災に限らない、それぞれの分野の、第一線で、今も、みな頑張っているのです。
そうした幅の広さ、学際的なつながりの良さを、応急対応期の動き如何だけで
短絡的に自己評価してはいけないと、幹事倉田としては思っています。
今の時期に、それぞれが行っている事の経験を今後持ち寄ることで、
若者独自の視点のシンクタンク的な取り組みが、必ず可能になると考えます。

もう一点、防災ユースには「防災・災害救援専門の活動家にならない」という役割もあります。
災害発生直後に現地に入ったり、支援本部に何週間も詰めたりして、活動することが可能な人は、
日本の全人口の0.1%にも満たないはずです。この「ごくごく一部の選ばれた人たち」だけで、
今後の復旧復興を担っていくのが全く不可能な事は、誰の目にも明らかです。
だからこそ今、これまで災害・防災に関わってこなかった人たち、特に、学生・若者達の力を
いかにして結集するかが重要で、そうした「普通の人たち」の感覚を持ち合わせた上で、
「普通の人たち」との架け橋となるのは、「防災の専門家」では忙しくて出来ない事のはずです。

そして、忘れてはいけないのは、今回の災害に勝るとも劣らない被害が予想される、
「首都直下地震」「東海・東南海・南海連動地震」が、
もはやいつ起きてもおかしくない状態で控えている、という事実です。
被災地を支援し、一刻も早い復旧復興に協力すると共に、これを「最後の教訓」として
自宅の耐震化、家具の固定、地域の防災力の向上を全速力で進めなければなりません。
東日本が立ち直らないうちに、首都直下、南海トラフの連動が起きてしまったら、
今度こそ本当に、「この世の終わり」になってしまいます。
学生・若者として、我々の世代で日本を終わらせてしまうわけにはいきません。
今だからこそ、災害救援と同じくらい、防災力向上の取り組みは急務である、と考えます。


この記事に関連しているかも知れない記事:

コメントする

東日本大震災現地報告会(2011年3月27日)

東日本大震災現地報告会を実施いたしました。

平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震

平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震の情報を発信しています(随時更新中)

防災啓発活動


「遊んで学ぶ!地震に強い建物」として、耐震啓発活動に関わらせていただいています(管理人倉田のプロジェクト)。

中国・四川大地震報告会


防災ユース、市民防災研究所、防災サークルFREGが共同で行った、若者による四川大地震の報告会レポートです。

防災ユースパンフレット


防災ユースの活動紹介パンフレット、2011年版です。

防災ユース関連本


倉田ほか、防災ユース関係者も記事を書かせていただきました。